爪がぷかぷか浮く原因や治療法

爪は通常、しっかりと皮膚にくっついている状態になっています。

普通は無理に剥がそうとすれば痛いですし、そんな簡単に剥がれるものではありません。

しかし、何らかが原因となって爪が浮く症状があります。

この症状は「爪甲剥離症」といわれているものです。

爪が浮くことというのは、直接的に命に影響することではないかもしれませんが爪は健康状態をあらわすものともされています。

爪が浮くという症状が起きてしまっている場合は、体の中で何かが起きてる証拠なのかもしれません。

ここでは、爪が浮く、爪甲剥離症は何が原因で起きてしまうのか治療はどんな方法なのかなどについて紹介していきます。

 

爪が浮く爪甲剥離症の症状

健康的な爪は浮くことなどはなく、ピンク色をしています。

伸びている部分のみが白くなっていて皮膚と離れた状態になっています。

しかし、爪が浮く爪甲剥離症の状態というのは爪が皮膚から剥がれて爪の色が白くなっている状態のことをいいます。

伸びている部分だけではなくて本来皮膚とくっついている部分も伸びている部分と同じような爪の状態になってしまっているということです。

爪が浮く爪甲剥離症は爪先から爪の生える根元のほうまでどんどん広がっていきます。

爪が剥がれきってしまうということはないのですが、浮いている部分が広がって剥がれている部分が増えてしまうのです。

爪が浮くと黄色く変色していくこともあれば、隙間からゴミが入ってしまうこともあります。

爪が浮く爪甲剥離症の状態というのは決して綺麗な爪の状態ではありません。

爪が浮くと、痛みなどはありませんが見た目がとても悪くなります。

そして、爪には指先の繊細な力加減や動きをするときの時の大事な役目があるので、爪が浮いていることで指が使いにくくもなるようです。

この症状は中高年の女性に多くみられるようで、足よりも手にあらわれます。

あまりにも症状がひどくて何本もの指で起きてしまっている場合は、病気が隠れている可能性があるので病院を受診するようにしましょう。

 

爪が浮く爪甲剥離症の原因

爪が浮くという症状の爪甲剥離症はごく稀に遺伝が原因となっていることもありますが、ほとんどの原因が後天性のものです。

爪が浮く原因についていくつか紹介していきます。

 

・外因性なことが原因

爪と皮膚(爪床)の間に、トゲが刺さってしまったり鉛筆の芯が入り込んでしまったりした場合に爪が浮くことがあります。

細かい作業や指に負担がかかる作業をするような職業は爪が浮く爪甲剥離症が起こりやすいとされています。

女性の場合はマニキュアや除光液が原因となって爪が浮くということもあります。有機溶剤なども爪甲剥離症の原因となります。

 

・感染症が原因

爪が浮く爪甲剥離症で多く見られる原因が感染症が原因となるものです。

主な病原菌は「カンジダ菌」です。

カンジダ菌は人間の体に常に存在している常在菌です。

本来ならば常在菌に感染することはないのですが、疲れやストレスなどで抵抗力が落ちて体が弱ってしまっている時に病原性を持ちます。

そして感染して皮膚や爪などに不調を招くことがあります。

皮膚の場合は湿疹や炎症を起こします。

爪の場合は変形や変色を起こします。

そのうちの一つの症状が爪が浮く爪甲剥離症です。

カンジダの他には「白癬菌」に感染して爪が浮くという症状があらわれることがあります。

白癬菌というのは水虫の原因となる菌です。

いわゆる爪水虫になっているということです。

爪水虫になっても爪の変形や変色の症状を起こすようになります。

爪水虫の場合はカンジダの症状では無い「爪が分厚くなる」という症状もあらわれます。

 

・鉄分不足が原因

鉄分が不足していて貧血の状態にあると、爪の変形が起こります。

鉄分不足で起こる爪の変形は「匙状爪」なのですが匙状爪になることで爪が浮くことがあります。

 

爪が浮く爪甲剥離症の治療について

爪甲剥離症は放っておいて治るというものではありません。

特に感染症が原因となって爪が浮く症状が起きている場合は感染症を治療することが必要となります。

カンジダの場合はケトコナゾールやルリコナゾールといった「イミダゾール系統」の抗真菌薬を使って治療していきます。

白癬菌が原因の場合はイトリゾールやラミシールなどの内服薬が使われることが多いです。

ちなみに白癬菌に対する治療薬ではカンジダ感染症を治すことはできません。

なので専門医による的確な治療が必要になるのです。

外因的なことが原因となっている爪甲剥離症の場合は軽い怪我ならば自分でなんとかすることもできますが、外傷がひどい場合は医療機関を受診して処置を受けるようにしましょう。

 

予防法や治療法はあるのか

爪が浮くことに対しての予防法は、普段から爪を伸ばしすぎないなどのケアです。

そして手足を清潔な状態にしておくということです。

爪が浮くなどの症状がある場合は、体で何かが起きている証拠でもあります。

爪の変形や変色が見られた場合は毎日の生活習慣などの見直しをすることも大切ですね。